企業を維持・成長させていく中で、社員教育は欠かせません。

特に未経験者や、ほとんど経験のない人を採用した場合、一から育て上げる必要があります。

なるべく早く社員をレベルアップさせるためにも、助成金を積極的に活用していきましょう。

教育訓練・研修時に支給される助成金は、大きく3つあります。以下をご参照ください。

助成金名

助成金概要

助成額

キャリアアップ助成金
(非正規労働者向け)

有期契約労働者等に

・一般職業訓練(Off-JT)
又は
・有期実習型訓練(「ジョブ・カード」を活用したOff-JT+OJTを組み合わせた3~6か月の職業訓練)を行った場合に助成

Off-JT《1人当たり》
賃金助成:1h当たり
800(500円)
経費助成:上限30万円(20万円)

OJT《1人当たり》
実施助成:1h当たり
700(700円)

※カッコ内は
大企業の場合

キャリア形成促進助成金

労働者のキャリア形成を効果的に促進するため、
職業訓練などを段階的かつ体系的に
実施する事業主に対して助成

「政策課題対応型訓練」

①成長分野等人材育成コース
健康、環境等の成長分野での人材育成のための訓練

②グローバル人材育成コース
海外関連業務に対する人材育成のための訓練

(海外の大学院、大学、教育訓練施設などで実施する訓練も含む)

③育休中・復職後等能力アップコース
育児休業中・復職後・再就職後の能力アップのための訓練

④若年人材育成コース
採用後5年以内かつ35歳未満の若年労働者への訓練

⑤熟練技能育成・承継コース
熟練技能者の指導力強化、技能承継のための訓練、認定職業訓練

⑥認定実習併用職業訓練コース
厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練

⑦自発的職業能力開発コース
労働者の自発的な能力開発に対する支援

「一般型訓練」

政策課題対応型訓練以外の訓練

「団体等実施型訓練」
事業主団体などが行う、若年労働者への訓練や熟練技能の育成・承継のための訓練

「政策課題対応型」

Off-JT《1人当たり》
賃金助成:1h当たり
800
経費助成:2分の1

OJT《1人当たり》
実施助成:1h当たり
600

「一般型訓練」
Off-JT《1人当たり》
賃金助成:1h当たり
400
経費助成:3分の1

 

「団体等実施型訓練」
経費助成:2分の1

労働移動支援助成金

最低限、下記対象労働者を①~③のいずれかにより受け入れる必要があります。

①再就職援助計画等の対象者を離職日から1年以内に正社員として雇い入れる。

②移籍により、移籍元事業主における離職日から6ヶ月以内に正社員として受け入れる。

③在籍出向により受け入れた上で、受け入れの日から6ヶ月以内に、移籍に切り替え、正社員として受け入れる。

 

1年度1事業所あたり5,000万円を上限

Off-JT《1人当たり》
賃金助成:1h当たり800

(一人当たり1,200時間を上限)

経費助成:上限30万円

OJT《1人当たり》
賃金助成:1h当たり700円

(一人当たり680時間を上限